冬に咲く薔薇をあなたにあげるわ

　今朝窓辺で咲いてたの

　フリルの飾りのコートを着てたら

　メルヘンの中のアリスだと笑う

　馬鹿にすれば許さないわホ･ン･ト

　もうじき I love you

　不思議な粉雪

　私は冬の妖精

 

（作詞：松本隆、作曲：大瀧詠一、編曲：多羅尾伴内）

 

街中が金や銀の星で飾られた

気の早いツリーのようね

　12月は北風も急いで通り過ぎる

　ダッフルのコートのポケットに

切なさを詰めこんで

　あなたのこと考えてる

 

今年聞いた言葉のひとつひとつ愛しながら

　駆け抜けたよ春から冬を

 

（作詞：原真弓、作曲：山川恵津子、編曲：山川恵津子）

 

そんな気がしてたバスを降りた時

　愛を打ち明ける　あなたのまなざし

　そっと降り積もる　この雪のように

　振り向けばこんなにも　そばにいたの

　強く奪うように抱いてもいいのに

　何故私に　触れないの

 

（作詞：白峰美津子、作曲：松浦有希、編曲：鷺巣詩郎）

 

今年最初の雪が街に舞い降りて

　誰も遠い目をして空を見上げてる

　きっとどこかで思い出してる

　あの人も私のことを

　誇れるものは何もないけど

　私らしく生きてるの

　心の奥に嘘はひとつも隠してないつもり

 

（作詞：森本抄夜子、作曲：いしいめぐみ 、編曲：亀田誠治）

 

卒業をしてからもこの街で

　何となくそれなりに暮らしている

　ニュースにふと映ってたふるさとの初雪は

　今では不思議な白い景色

　冬の東京はこんなに華やか

　どんな真実も見えないくらい

　瞳映るのは遥かな幻想

　たった一秒が果てないくらい

 

（作詞：田口俊、作曲：山崎ハコ、編曲：萩田光男）

 

君の向かい側の席にわざとすわって

　聞えよがしめに大丈夫なふりして

　情けないくらいはしゃいだ

　二人でいすぎると淋しくなる

　ちぎれるくらいに手を振った

　傷つくほど素直になる

　冷たい恋にありがとう

 

（作詞：大江千里、作曲：大江千里、編曲：清水信之）

 

夕日のグランドでふたりの噂を平気な顔して聞いた

　いつもほんとは遠くからあなたを見つめてた

　そう一言　言えなくて

　いつも強くてひたむきなあなたが好きだった

　心こぼれるの見えない涙

　冬の早い夜がもうそろそろお帰りと星を点ける

 

（作詞：西尾佐栄子、作曲：いしいめぐみ、編曲：門倉聡）

 

北国めざして旅立つ船の

デッキでタワーが消えるのを見た

　きらめくコンビナート星くずの灯を

あの娘もあなたの部屋で見るのね

　Lonely girl from Noth country

　風に波打つ麦畑　鞄を抱いて帰るのよ

 

（作詞：松本隆、作曲：筒美京平、編曲：船山基紀）

 

海沿いのG.S.で白いクーペ給油して

　もう来ることもない岬廻った

　助手席の窓ガラス息で曇る冬の空

　今耳を当てれば風が冷たいね

　102回キスしたのに何かが２人を変えて

　次のキスできなくなったハートのアクシデント

 

（作詞：秋元康、作曲：後藤次利、編曲：後藤次利）

 

誰も知らない心の中に白いシュプール描き

　あなたの顔に似ているとそうよ今朝気づいたの

　あなたはただいつもの顔

　愛という文字などどこにも無さそう

　ひと夏の恋ひと冬の愛ラブソングみたいに

　忘れてしまう季節などいつかとうに過ぎた

 

 

（作詞：三浦徳子、作曲：小田裕一郎、編曲：大村雅朗）

 

白い雪がガラス窓に咲くように

そっと降り積もる

　静かすぎるこんな夜は眠れずに

あなたが気になるの

　冬のオペラグラスで夜の街をのぞけば

　恋をしてる私の顔映った

　冬のオペラグラスで胸の奥をのぞけば

　いつもよりも素直な私がいた

 

（作詞：秋元康、作曲：佐藤準、編曲：佐藤準）

 

もう夢からさめないで

　見つめあうばかりでも

　今はうれしいの

　風の吹く坂道　細長い影

　心をこめて捜すその一言

　息が止まるような一瞬の仕草

　ずっとあなたを信じたい

　向い風の舗道　並ぶ靴音

　思いつめても恋の手前にいる

 

（作詞：あさくらせいら、作曲：山口美央子、編曲：山川恵津子）

 

見慣れた文字で届いたBirthday Card

　今年も覚えてくれてたの

　忙しいことを言い訳にして

　返事も出さず反省してる

　Snow Winding Road

　あの頃が見えてくるよ

　ホラFifteenのわたしがいる

 

（作詞：麻生圭子、作曲：木根尚登、編曲：井上鑑）

 

雪が降る東京タワーにそっと

　のぼったら涙がこぼれた

　あなたと夏に見た景色と違うの

　なにもかも白く消されてて想い出がうまく探せない

　やさしくされたときめきさえ夢なのかな

　涙で街はどこか遠い夜空のよう

 

（作詞･作曲：BUDDY BUIE JAMES B COBB JR EMORY GORDY JR、
　　　日本語詞：SERIKO NATSUNO、編曲：TOMOFUMI SUZUKI）

 

舞い降りる粉雪がマフラーに　

とけて消えてゆくそしてためいき

　パーティーの華やかさひきずった　

銀色のシューズふと立ち止まる

　いつか心が渇いても　

こどもの頃の涙を流したい

　こんな私をありのまま　

愛してくれる人がきっといると信じてる

 

（作詞：中田有博、作曲：大沢明子、編曲：山川恵津子）

 

冬の湖　氷の鏡にバック･ターンでポーズ決めるあなた

　「可愛いね君」離れてるから

　「ねえひとりきりなの」

　知らない人が声をかけるのよ

　ちょっとあなたはあわてて飛んで来て

　私の右手をつかむのよそれでいいのあなたが大好き

 

（作詞：松本隆、作曲：大村雅朗、編曲：大村雅朗）

 

サヨナラも言わず別れた夕暮れ憶えてる

　電話して泣けばその日にまた始められたかも

　意地を張ることは素直になる日を待つ時間

　冬枯れの坂をあなたは降りてきてほほえんだ

　ふたたび逢うStory

　ああ　胸がいっぱい

　愛している

 

（作詞：戸沢暢美、作曲：鈴木祥子、編曲：清水信之）